社説｜結婚支援／働き方改革こそが基本だ | 河北新報オンラインニュース
結婚支援／働き方改革こそが基本だ 「希望出生率１．８」の達成を掲げ、国は少子化対策として結婚支援に力を注いでいる。しかし、行き過ぎた「官製婚活」は特定の価値観の押し付けやハラスメントになる。そのことを肝に銘じ、少子化対策の根本は何かを捉え直すきっかけにしてほしい。 内閣府の有識者検討会が昨年末にまとめた「結婚の希望を叶（かな）える環境整備に向けた企業・団体等の取組に関する提言」のことだ。 検討会は、昨年６月に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」に基づき設置。国や自治体の取り組みに加え、企業や団体、大学も自主的な結婚支援に取り組めるような機運醸成が重要として、その在り方を話し合った。 当初の提言案には、企業の取り組み事例として、社内の既婚者が独身者の相談に乗る「婚活メンター（サポーター）」の設置、効果を上げている企業の顕彰などが盛り込まれた。 これに対して、検討会の委員の間では反
河北新報 東北のニュース／宮城・思い新たにキックオフ あきんど魂はい上がる
宮城・思い新たにキックオフ あきんど魂はい上がる 「福興市を南三陸町の復興のシンボルにしたい」と意気込む及川さん＝２９日、宮城県南三陸町志津川中 Ｂ級グルメ仲間と炊き出しを行う木村さん（右）＝２９日午後５時ごろ、石巻市北上中 東日本大震災の発生から５０日目の２９日、宮城県が提唱した「震災復興キックオフデー」に呼応するように、人々が動きだした。深く傷ついた人とまちが再び元の力を取り戻せるように。それぞれの願いが復興の力に変わり始める。 ◎全国の商店街協力し「福興市」 南三陸 宮城県南三陸町の志津川中で２９日に開かれた「福興市」。「私たちもキックオフします」。副実行委員長の及川善祐さん（５７）が開会を宣言すると、会場が沸き返った。 野菜や焼きノリ、手打ちそば、牛肉ステーキ…。中学校の中庭に２０のテントが並ぶ。「久しぶり」。町内外に散り散りに避難した町民が、あちこちで再会し笑う。 及川さん
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