米アマゾンが2009年5月6日に発表・夏発売予定の「Kindle DX」。価格は4万円台と高めだが、厚さは10ミリ以下、重さも約500グラムだ。新聞や書籍のほか、教科書での利用や社内文書のプリンタ的利用も可能。 『文字講座』(盛文堂新光社刊)の永原康史さんの文章を読んでいたら、日本語のデザインの歴史のことが書かれていた。日本に活字が入ってきたのは、桃山時代から江戸初期にかけてで、朝鮮の銅活字(古活字)とグーテンベルク式活字の両方が入ってきた。ところが、日本人は古活字を50年ほど使ってみたものの、結局は捨ててしまう。 その後、日本では200年ほどにわたって、木版画のような文字と絵を自由にアイアウトする印刷技法が使われ続ける。1ページずつその都度文字から彫り起こすなんて、いかにも効率が悪そうに聞こえるが、日本人はよく切れる彫刻刀で、彫り続けていたことになる。編集者的な見方をすれば、いちばん贅沢
![組版からインターフェイス (1/2)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cfc121da2d78994eab401beb2f76f9086a1196dd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2009%2F05%2F02%2F1570286%2Fl%2F83140e44b5c22cc8.jpg%3F20200122)