要約:Xy-pic か TikZ-cd を使おう。 LaTeX において可換図式を描くためのパッケージはいくつか存在する。この記事では、そういうパッケージをいくつか調べ、試してみた。 amscd CTAN: Package amscd ドキュメント (amscd.pdf) によると、 AMS-TeX にあった可換図式機能の LaTeX 版、ということらしい。(しかし、AMS-TeX の User’s Guide (amsguide.pdf) を見ても可換図式への言及がない) \usepackage{amscd} で使えるようになる。 amscd で図式を描くには、CD 環境を使う。CD 環境は数式環境の中に書く。矢印はアットマークから始まるやつで指定する。 \[ \begin{CD} A @>{f}>> B \\ @V{g}VV @VVV \\ C @>>> D \end{CD