2023年1月9日のブックマーク (2件)

  • 税収は激増、出生は激減、必要な倍増計画 - 経済を良くするって、どうすれば

    11月の国の税収は、累計の前年同月比が+12.1%と極めて好調である。中間の納税月だった法人税は+31.0%にもなり、所得税は+11.6%、消費税は+6.1%と軒並み高い。11月までの実績に、GDPと企業業績の見通しを組み合わせて予測すると、2022年度の税収は72.8兆円になり、前年度決算から+5.7兆円もの伸びになる。2021年度の前年度比+6.2兆円に続き、アベノミクス期の平均増収幅2兆円の3倍近い異次元の税収増である。岸田政権の税収増の「倍増計画」は大成功を収めている。 岸田首相は、伊勢神宮参拝後の年頭会見で、出生の激減を受け、異次元の少子化対策に挑戦するとしたが、子ども予算の倍増をすれば、黒田日銀総裁が異次元緩和で2倍をキャッチフレーズにしたので、「異次元」になるという意味なのだろう。むろん、「子ども保険」などの負担増とセットになるので、そちらも倍増となる。激増の税収は、すべて財

    税収は激増、出生は激減、必要な倍増計画 - 経済を良くするって、どうすれば
    harumanachika
    harumanachika 2023/01/09
    “0~2歳については、正社員の女性なら、月13.5万円の育児休業給付を1年間受けた後、月21~19万円のコストがかかる1,2歳児の保育で「教育」を享受できるのに、非正規の女性には、いずれの支援もゼロである。”
  • ポール・ド・マン没後40年、または脱構築ルネッサンス:講談社学術文庫『読むことのアレゴリー』に寄せて(巽 孝之)

    イエール学派の領袖として影響を与え続けてきたポール・ド・マン(1919-83年)。年(2023年)没後40年を迎えるにあたり、ド・マンを読み直す機運が高まりつつある。昨年12月には、主著『読むことのアレゴリー』が講談社学術文庫に収録された。 このメモリアルイヤーの始まりにあたって、ド・マンをはじめとするアメリカの思想界・文学界の事情に通暁し、著書『盗まれた廃墟――ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社)もある巽孝之氏の書き下ろしエッセイをお届けする。 『読むことのアレゴリー』の記憶 1984年の夏、北米はコーネル大学大学院へ留学した私は、ジョナサン・カラーを指導教授に、19世紀アメリカン・ルネッサンスの作家たちをポスト構造主義の理論で読み直す博士号請求論文を仕上げようとしていた。前年1983年にはイエール・マフィアの領袖と渾名されたド・マンが亡くなっていたから、批評誌『ダイアクリティックス

    ポール・ド・マン没後40年、または脱構築ルネッサンス:講談社学術文庫『読むことのアレゴリー』に寄せて(巽 孝之)