2024年6月18日のブックマーク (2件)

  • 猫の世界は謎だらけ - 時空を超えて Beyond Time and Space

    フィリップ・J・デーヴィス作・マーガリート・ドリアン絵(深町真理子訳)『ケンブリッジの哲学する』表紙 我々の日常的生活の中で目につく動物で際立っているのは、犬とではないだろうか。それでは、人間から見て「哲学者」のイメージに最も近いのは? これはちょっと難しい。 犬は長らく人間の良き友とされ、その忠誠さがしばしば話題となってきた。忠犬ハチ公のイメージは典型的といえる。しかし、少し近すぎる感がしないでもない。いつも主人である飼い主のことを考えているように見える。犬独自の時間はあるのだろうか。 それでははどうだろう? も多くの人々にとって、大変近い動物なのだが、なんとなく人間と離れた「の領域」を固守しているようなところがないだろうか。時々、どこかへ行ってしまうような行動も見せる。ある距離を置いて、人間を観察?しているのではないか。 ここに取り上げるのは、世界の名門ケンブリッジ大学ペンブ

    猫の世界は謎だらけ - 時空を超えて Beyond Time and Space
  • 追悼:スティーブン・ホーキング博士とシジウイック・アヴェニュー - 時空を超えて Beyond Time and Space

    シジウイック・アヴェニューの光景 3月14日、イギリスの宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士が自宅で逝去されたとのニュースがメディアに大きく報道された。筆者は同博士とは全く関係のない領域の一研究者にすぎないのだが、不思議な親近感がある。1995-96年、ケンブリッジ大学に滞在していた頃のことである。当時借りていた住居が市街地から遠く離れた郊外のガートン・コレッジ*の近くにあり、街中などへの交通が大変不便なので、車を運転して大学などへ行っていた。町の中心部は車を停車する適当な場所が少なかったので、しばしばコレッジと自宅の中間にあり、駐車が認められていたシジウイック・アヴェニューに駐車し、そこから歩いて町中やコレッジなど必要な所まで歩いていた。 シジウイックの名前の由来は、必ずしも明らかではないが、トリニティ・コレッジの哲学の教授であったヘンリー・シジウイック Professor Henr

    追悼:スティーブン・ホーキング博士とシジウイック・アヴェニュー - 時空を超えて Beyond Time and Space