人手不足を背景にアルバイトやパート求人の時給が上昇している。求人情報サービス各社の調査では、昨年12月の平均時給は前年を上回り、平均1000円に迫る。三大都市圏の時給が過去最高となった調査もある。景気回復で求人が増えており、企業は時給を上げて人材確保に躍起だ。 リクルートジョブズ(東京)は2006年から三大都市圏(首都圏、東海、関西)のアルバイト・パート求人の時給を調査。昨年12月は前月比6円増の959円と、これまでで最高だった。 同社の調査機関ジョブズリサーチセンターの平賀充記センター長は「飲食・サービスで時給が高止まりしている上、昨年後半から製造・物流も上がり始めた」と話す。 インテリジェンス(東京)の調査で、昨年12月の全国平均時給は前年同月比20円増の996円と、02年の調査開始以来の最高値(998円)に近づく。求人サイト運営のディップ(東京)の調査でも、昨年12月の全国平均