iPhoneの販売台数が伸び悩み、Appleの成長にブレーキがかかってしまったという。 米アップルが26日発表した2015年10~12月期決算は、最終利益が前年同期比1・9%増の183億6100万ドル(約2兆1700億円)、売上高は1・7%増の758億7200万ドルだった。 8カ月連続の増収は確保したものの、売上高の伸び率は10四半期ぶりの低水準だった。中国市場の減速やスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売台数の伸び悩みが急成長にブレーキをかけた。 地域別の売上高では、4四半期連続で70~112%の成長をみせていた中国圏が14・0%増にとどまった。最大市場の米国は4・1%減、日本は12・0%減だった。ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はロイター通信のインタビューで、中国市場について「16年1~3月期に入って経済軟化の兆候はより明らかだ。今までにない状況に直面している」と