さいたま市は保育園などに入園する手続きにAI=人工知能を活用し、保護者への通知を早めたり、職員の負担を軽減したりする方針です。 さいたま市では、ことし4月の入園を希望する子どもの数はおよそ8800人に上り、自宅と保育園の距離や兄弟の入園状況など、家庭ごとの事情を考慮して選考するため、時間がかかることが課題となっています。 このため、さいたま市は新年度から選考にAIを導入して作業の効率化を図る方針です。 システムに「兄弟で同じ保育園がよい」などの要望や、各施設の空き状況などを入力すると、わずか数秒で選考でき、保護者への通知の発送も1週間程度早められるとしています。 さいたま市子ども未来局の星野公男保育課長は「AIを使っても正確性を保つことができ、選考作業に費やしていた時間を相談などの別の業務に使って、きめ細かく対応していきたい」と話しています。