「データを扱う多くの人たちに統計学の知識や技術は有用」と話すのは、『Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書』の著者・馬場真哉さんです。注目集めるPythonを通して統計学を学ぶのは一見すると難しそうですが、その利点も多いとのこと。今回馬場さんに、本書の狙いについてうかがいました。 Pythonは統計学の基礎を学ぶための十分な機能を持っている ――今回、『Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書』を執筆された馬場さんにお話をうかがいます。まずはご自身のことを簡単に教えてください。 馬場:私は大学では水産学部で水産資源解析を専攻し、サンマの来遊量予測とその評価に関する研究をしていました。自分自身の研究以外でも同期の友人や先輩方からデータ分析を依頼されることが多く、そういった要望に応える形で統計学を頻繁に利用していました。いまでも研究者になった友人たちの分析を手伝うことがあります。 卒業後
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