都内で最も早く定額給付金を手にするのは、今月30日の中野区民と日の出町民-。産経新聞は5日、区部と多摩地区の53市区町村に聞き取り調査を実施。計9区町が年度内の支給開始を見込んでいることが分かった。4月下旬が最も多いが、大半が5月中旬までには支給を始めるようだ。 「住民の方に一日も早く届けなければ」。日の出町では、定額給付金関連法案が衆院本会議で再可決された4日、給付金の申請書を郵送した。「申請書の発送に必要なシステムの入札をせず、職員で作れたことが大きかった」(同町)という。中野区は「区長の意向で早くから準備を進めてきた」としている。 このほか年度内の支給開始を予定しているのは、中央、渋谷区など7区町。30日より前に支給される可能性もある。 23区で遅い方の世田谷区は「申請書のレイアウトや印刷業者も決まっていない状況」。大田区は「銀行の振り込み作業の早さも読めないので支給は大型連休明けに