東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、加藤智大容疑者(25)が携帯電話の掲示板に犯行を予告する書き込みをしていたことを受け、インターネットサイトを開発している矢野さとるさん(26)が、ネット上の犯行予告の書き込みを集めるサイト「予告.in」を始めた。初日の12日だけで、利用者から約300件の情報が寄せられた。 ネット利用者が犯行予告などの書き込みを発見した場合、このサイトに通報。そのほか、ネット掲示板「2ちゃんねる」やブログを定期的に検索し、「殺す」などの単語があった場合は自動的に通報する。情報は、サイトの掲示板やメーリングリスト(登録者に一斉にメールを送る仕組み)を通じて共有できる。 矢野さんは「秋葉原の事件ではネットの悪い部分が取り上げられているが、利用者がネットを良くしていくこともできるはず。犯行予告に目を光らせ、犯行を防ぐ取り組みをしている人は多い。そういう人たちの力を借りたい」と話し、