三セクが開発、期間も半分 長野県塩尻市立図書館が4月から稼働させた情報システムが、全国の自治体の注目を集めている。基本設計を無償公開するオープンソースのプログラミング言語「ルビー」を使って開発したソフトを活用して、以前に比べシステムの導入費用を大幅に抑えたのが特徴だ。税収減などで地方財政の厳しさが強まる中、公共図書館情報システムの一つのモデルとなる可能性もある。 図書館情報システムは、職員が日々の業務で用いる基幹システムと、住民らが自宅のパソコンなどを通じて利用する蔵書検索システムで構成。本の貸出・返却、予約・照会、蔵書・利用者の管理など図書館に関するありとあらゆる業務をカバーする。 富士通やNECといった大手IT(情報技術)企業のシェアが高いとされる分野だ。 しかし、塩尻市立図書館が発注先に選んだのは、まちづくり三鷹(河村孝社長)という東京都三鷹市の小さな第三セクターだった。まちづくり三
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