哲学者のゲイリー・シュタイナー(Gary Steiner)が、本人の著書『Animals and the Limits of Postmodernism(動物と、ポストモダニズムの限界)』について短く解説している記事を紹介する。 私はポストモダニズムにはあまり詳しくないのだが、いくつかの本やネット上の記事、学会発表などを聞いた結果、ジャック・デリダに代表されるようなポストモダニズム的な動物論や倫理学のことをかなり胡散臭く思うようになった。シュタイナーの著作を読んだのは数年前だが、彼が「気分を良くするための倫理学(feel-good ethics)」と呼んでいるポストモダニズム的な動物論や倫理学が一冊丸々かけてこき下ろされていて、読んでいて痛快だった思い出がある。 page99test.blogspot.jp 近年では、動物の道徳的地位についての文章は大衆的なものと学術的なものとの両方が大量
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