ブックマーク / davitrice.hatenadiary.jp (3)

  • 『動物と、ポストモダニズムの限界』 by ゲイリー・シュタイナー - 道徳的動物日記

    哲学者のゲイリー・シュタイナー(Gary Steiner)が、人の著書『Animals and the Limits of Postmodernism(動物と、ポストモダニズムの限界)』について短く解説している記事を紹介する。 私はポストモダニズムにはあまり詳しくないのだが、いくつかのやネット上の記事、学会発表などを聞いた結果、ジャック・デリダに代表されるようなポストモダニズム的な動物論や倫理学のことをかなり胡散臭く思うようになった。シュタイナーの著作を読んだのは数年前だが、彼が「気分を良くするための倫理学(feel-good ethics)」と呼んでいるポストモダニズム的な動物論や倫理学が一冊丸々かけてこき下ろされていて、読んでいて痛快だった思い出がある。 page99test.blogspot.jp 近年では、動物の道徳的地位についての文章は大衆的なものと学術的なものとの両方が大量

    『動物と、ポストモダニズムの限界』 by ゲイリー・シュタイナー - 道徳的動物日記
  • 『暴力の人類史』の書評が気になった - 道徳的動物日記

    暴力の人類史 上 作者: スティーブン・ピンカー,幾島幸子,塩原通緒 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2015/01/28 メディア: 単行 この商品を含むブログ (17件) を見る 1月末に発売されたスティーブン・ピンカーの『暴力の人類史』だが、図書館に予約していたものがようやく届いたので、読んだ。原著(The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined )は前から手元にあったのだが(邦訳は上下巻揃えるのに9000円以上かかるが、原著なら2000円未満で購入できる)、これだけの量を英語で読み通すのはさすがにしんどく、興味のあるところを摘んで読む程度にとどまっていた。しかし、改めて邦訳を読んでみて、これは最初から最後まで通読するべきだと思った。 様々な話題が取り上げられており、どこから読んでも面白いタイプのだが、

    『暴力の人類史』の書評が気になった - 道徳的動物日記
  • 倫理学における、動物の「知能による線引き」について、雑に説明してみた - 道徳的動物日記

    anond.hatelabo.jp 「おれのアタマじゃ結論出ないので、倫理学の専門家に説明してほしいなあ。」 私も専門家ではないし、時間がないので雑になるが、前半の「知能による線引き」について、とりあえず説明してみる。 基的に、倫理学で「動物は道徳的に配慮されるべきだ」「人間には、動物を倫理的に取り扱う義務がある」といった主張がされる場合には、その根拠は「動物が苦痛や幸福を感じるから」であることが多い。 「人間が苦痛を受けること」や「人間の幸福が奪われること」が「悪いこと」であるのと同じように、「動物が苦痛を受けること」や「動物の幸福が奪われること」も「悪いこと」である、という訳である。 「悪いこと」であるから絶対にやってはいけない、という主張もあるが、多くの倫理学の主張では「正当な理由」がある場合には「動物が苦痛を受けること」などの「悪いこと」を行ってもよい、としている。 極端な例では

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