1月4日、ラファエル・ベニテスが突然解任され、後任にはクラブのレジェンドであるジネディーヌ・ジダンが就任した 【写真:ムツ・カワモリ/アフロ】 わずか3週間前まで、レアル・マドリーは深刻な状況にあった。ラファエル・ベニテス前監督に明るい未来が待っていないことは明らかだったものの、シーズン半ばに監督を替えるのは早過ぎる。平行して不安定なパフォーマンスを繰り返すチームからは無気力さがにじみ出ており、もはや移籍市場でインパクトを与えることでしか、ネガティブな状況をごまかす術(すべ)はないかと思われていた。 しかし、ここでフロレンティーノ・ペレス会長が近い将来に重要な意味を持ち得る手段を講じることで、事態は予想外の方向へと発展することになった。 少し前まで再三ベニテスへの支持を公言してきたにもかかわらず、またもペレスは何食わぬ顔で態度を豹変(ひょうへん)させた。長く輝かしいキャリアを持つ指揮官との
![ジダンの監督就任でレアルに生じた変化 訪れた落ち着きと新指揮官への絶大な信頼 - スポーツナビ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5666c8e1c972b412e526b4dab7ca652905b0d6fe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsports-pctr.c.yimg.jp%2Fdk%2Fiwiz-sports%2Ftext%2Fimages%2F2016%2F0123%2F201601230007-spnavi_2016012300021_view.jpg)