ライターとして、大都市や郊外、地方都市の動きに興味を持って取材や執筆を続けてきました。一方、メディアの依頼を受けてIT企業やベンチャー企業を中心にオフィスを訪問して社長へインタビューをする機会も多くあります。 興味深いことに、企業取材で聞く話、つまりオフィスデザインや組織のあり方といったマネジメントのコンセプトと、郊外や地方都市で起きている事象とで矛盾する結果が出てきているんです。具体的にいうと、地方の期待と裏腹に、企業に都市回帰の傾向が見られるということ。言い換えれば、ワーカーが分散してネットワークでつながって仕事をする形から、企業がワーカーをオフィスに集める形へと、働き方のトレンドが変化しているのです。 在宅勤務が可能な会社ほどオフィスに人を集約している ここ10年で情報テクノロジーや通信テクノロジーが飛躍的に発達し、オフィスに限らず、どこでも仕事することができるようになりました。テキ
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