印刷 関連トピックス地震 首都圏の地下構造を調べてきた文部科学省のプロジェクトチームは、これまでの推定よりプレート(岩板)境界が場所によって約10キロ浅くなることを突き止めた。より浅い場所で地震が起きる恐れがあり、これまで予測してきた震度よりも揺れが大きくなる可能性があるという。 プロジェクトでは首都圏に地震計を約300台設置して、地震波の解析から地下構造を詳しく調べた。この結果、これまで30〜40キロと推定していた陸のプレートとその下に沈み込むフィリピン海プレートの境界が、場所によって約10キロ浅くなることがわかった。東京湾北部で地震が起きる仮定では、震度6強と想定されていた場所で7になる可能性がある。 ただし、揺れの推定には震源域、地震がどこで始まり、どこで断層が大きく動くのかや、地盤などさまざまな仮定が含まれるため、ばらつきがあるとしている。 購読されている方は、続きをご覧いた