広島県東広島市の山陽自動車道で高速バスを横転させ、12人にけがをさせたとして、殺人未遂容疑で逮捕された鹿児島大の男子学生(22)の弁護団は17日、広島地検から「責任能力が問えない」とする精神鑑定結果が出たため、男子学生を不起訴処分にしたとの通知を受けたと発表した。 弁護団によると、精神鑑定は3月から今月まで約2カ月間佐賀県内の施設で実施されていた。 男子学生は2月25日深夜、東広島市内の山陽自動車道を走行中の高速バスのハンドルを奪って横転させ、12人にけがをさせたとして、逮捕されていた。 【関連記事】 逮捕の大学生を精神鑑定=高速バス横転事故 弁護団が精神鑑定申し入れ=高速バス横転事故 広島高速バス横転で陳謝=就職支援十分か検討−鹿児島大 就活の苦労、書き込みか=交流サイトに楫田容疑者−広島バス横転 大学生がハンドル奪いバス横転=乗員乗客12人がけが−広島・山陽道