参院予算委で自民・山本一太氏の質問に答える野田佳彦首相=国会内で2011年11月15日午前9時47分、藤井太郎撮影 野田佳彦首相は15日午前の参院予算委員会で、12日の日米首脳会談で首相が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関して「全ての物品、サービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる」と発言したとする米国政府の発表について「会談で一言も言っていない」と述べ、米政府の発表が誤りだったことを強調した。自民党の山本一太氏への答弁。 昨年11月に閣議決定された「包括的経済連携に関する基本方針」には「センシティブ品目について配慮を行いつつ、すべての品目を自由化交渉対象とし、交渉を通じて高いレベルの経済連携を目指す」と書かれている。首相は答弁で「方針の中に書かれていることを、米国なりの解釈で書いた」との見方を示したうえで「私の言ったことではなかったことを(米側が)認めた」と答弁。山本氏が米政府に