定年を過ぎても働く人が増えています。長く働くと年金も増やせますが、どれくらい増えるのか気になる人も多いでしょう。本記事では68歳まで会社員として働いた場合に、老齢厚生年金がどれくらい増えるかをシミュレーションしてみます。 定年後も働くのが当たり前の時代 以前は60歳で定年になり、会社を退職して老後生活に入るのが一般的でした。しかし、今は60歳定年後も、再雇用等で仕事を続ける人が多くなっています。 高年齢者雇用安定法では、事業主に65歳までの雇用確保が義務付けられています。今は定年後も希望すれば65歳まで働けるようになっているのです。さらに、令和3年4月からは、事業主に70歳までの就業確保の努力義務も課されています。 60歳を過ぎても働けば、収入を得られるだけでなく、日々を前向きに生きるモチベーションにもなります。また、会社に雇用されて働く場合、70歳まで厚生年金に加入できるため、老後の年金