国民年金保険料を支払えなくなったときの救済措置として免除制度があります。免除制度を利用すれば保険料の全部もしくは一部が免除されますが、将来もらえる年金額は減額されます。仮に国民年金保険料を40年間、全額免除を受けた場合、もらえる年金はどれくらい減額されるのでしょうか?今回は、国民年金保険料の免除制度の内容と40年間全額免除を受けた場合の年金額のほか、年金額を増やす方法をご紹介します。 国民年金保険料の免除制度とは? 失業したり、急激に収入が減ったりして国民年金保険料を支払えなくなる場合があるかもしれません。国民年金は納付期限(翌月末日)から2年以内に納めないと未納になってしまいます。保険料の未納が続くと、障害を負ったときにもらえる障害基礎年金や、万が一のとき残された家族が受け取れる遺族基礎年金を受けられなくなる場合があります。また、老後の生活費となる老齢基礎年金ももらえなくなってしまいます