定年退職後、生活費を補てんするために再就職を希望する人もいるでしょう。そんなとき、スキルアップを目指して公共職業訓練を受けるという選択肢もあります。公共職業訓練は失業手当を受給しながら講座を受講でき、場合によってはスキルを磨きながら失業手当を増やせるかもしれません。今回は、定年後に受けたい公共職業訓練について解説します。 公共職業訓練とは、どんな制度? 公共職業訓練とは、主に雇用保険の基本手当(失業手当)を受給している人が、再就職に役立つスキルや知識を習得できる公的制度です。失業手当をもらいながら、就職に必要なスキルを身に付けることができます。また、公共職業訓練の受講期間中に失業手当の受給が終了する場合は、講座修了まで受給期間が延長されます。そうなれば、失業手当の受給額を増やすことも可能です。 公共職業訓練は、国や都道府県の訓練施設や、都道府県が委託した民間教育訓練機関で実施されます。その