公的年金は、リタイア後の生活を支える収入の一つです。会社員や公務員は国民年金(老齢基礎年金)と厚生年金(老齢厚生年金)、個人事業主やフリーランスなどは国民年金をもらうことができます。 では、高齢者の方々は国民年金と厚生年金をいくらもらっているのでしょうか。金額別受給者数、平均額を最新版の厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」(令和4年度版)をもとに確認してみましょう。また、今から年金を増やすためにできることも解説します。 国民年金や厚生年金から支払われる老齢年金額はどうやって決まるの? 日本の公的年金には、国民年金と厚生年金があります。国民年金は、20歳から60歳までのすべての人が加入する年金。対する厚生年金は、会社員や公務員が勤務先を通じて加入する年金です。 国民年金は原則20歳〜60歳までの40年間(480か月)、国民年金保険料を支払えば、誰もが満額(2024年度分は81万60