神戸市が自殺対策の取り組みとして、市営地下鉄三宮駅(中央区)のホームに設置した巨大ポスター(縦2・1メートル、横1・35メートル)が物議を醸している。 イラストは一切なく、ストレスを抱える人たちのメッセージだけだ。3月に設置後、市の電話相談窓口にかかってきた件数は月平均の約1・4倍に急増した。ただ、「見ると気分がめいる」などと否定的な意見も上がっている。 国の「自殺対策強化月間」に合わせた取り組みの一つ。ポスターは駅構内の円柱21本に貼られた。架空の20~60歳代の男女5人が登場し、仕事や子育て、介護などによるストレスを関西弁でストレートに表現している。 例えば、部長に昇進したAさん(35歳、会社員)は「急に仕事の量が増えてなんぼやっても片づかへんし 家に帰んのが遅いから嫁とすぐにケンカになるし」とした。就職活動がうまくいかないCさん(21歳、学生)は「また二次選考で撃沈や あかんもう受か