PyPyはRPythonという文法的にちょっとした制約があるPythonを使う必要がある(大抵のコードはそのまま動くらしいけど)。そういう制限があったとしても,ほぼPurePythonなコードをPyPyで動かすだけでここまで高速化できるというのは驚きだ。 今年の夏に行ったEuroPython 2010でPyPyのセッションで,ちょうどJITの作者Antonio Cuniさんが話してた。トークが終わった後「PyPyのJITはなんで速いの?」との質問に答えてAntonioさん曰く「オブジェクトが持っているデータをメモリ上の固定位置に配置してるのが効いているみたい」と言っていた。この質問をしたのは実はセッションを聞きに来てたGuidoで,彼自身もPyPyにとっても興味があるみたい。 動的型付け言語の高速化手法はいろいろあるけど,PyPyのアプローチは副作用も少ないし,straightforwar