■米中対立 ■虎の尾を踏んだ中国共産党 トランプ大統領になってから米中関係は悪化。しかも中国共産党による覇権拡大が問題視され、アメリカの政治と軍事で共通の敵となる。小さな規模の軍事行動で威嚇する程度だったが、次第に大規模な軍事演習を見せつける様になった。 だが8月26日になると、人民解放軍は軍事演習で4発の中距離弾道ミサイルを南シナ海に向けて発射。弾頭は対艦ミサイルかグアムを攻撃する対地用かは不明。問題になるのは、この時にアメリカ艦隊が南シナ海に展開していたこと。そしてグアムまで届く中距離弾道ミサイル。これは明らかに一線を超えた威嚇であり、アメリカの国土まで攻撃する可能性を示した。 ■可能性で動くアメリカ 国際社会は基本的に軍隊を用いて先に開戦した国を悪の国とする。理由は今の平和を否定する行為なので、国際社会は悪と見なす。しかも今の平和は現状維持派の強国に都合が良いルールだから、今の平和を