『レヴェナント』はめちゃくちゃ難解なんですが、ポイントを押さえれば、イニャリトゥ監督の過去の作品と大してテーマは変わんねぇことが分かります。 ポイント1 テーマって何よ?イニャリトゥ監督はデビュー作『アモーレス・ペロス』から前作『バードマン』までひたすら「親子」をテーマに映画を撮り続けてきた監督です。なので『レヴェナント』でもテーマは「親子」です(インタビューでもそう言っています)。もうちょい言うと、『レヴェナント』では「親の子に対する愛がいかに深いか」ということを描いてます。 ポイント2 何でそうだと分かるの?主人公グラス(ディカプリオ)の台詞をちょっと考えてみれば分かります。 “All I had was my boy... but he took him from me.“ 「私にとって息子は全てだった。しかしフィッツジェラルドは私から息子を奪った。」 “I ain't afraid