食品安全委員会の専門調査会が、国産の牛のBSE検査の対象を生後48か月を超える牛に絞っても、安全性に問題はないとする評価結果をまとめたことを受け、厚生労働省は、ことし7月にも検査対象を生後48か月を超える牛に緩和する方針です。 国産の牛のBSE検査は現在、生後30か月を超える牛に対して義務づけられていますが、食品安全委員会の専門調査会は3日、対象を生後48か月を超える牛に絞っても、安全性に問題はないとする評価結果をまとめました。 これを受けて厚生労働省は、ことし7月にも、検査対象を生後48か月を超える牛に緩和する方針です。 国内の肉牛は、おおむね生後20か月から30か月前後に出荷されるため、今回の緩和が実施されれば、8割以上の牛は検査の対象から外れることになります。 BSE検査を巡って、全国の自治体では、消費者の安心につながるとして自主的にすべての牛を対象とする全頭検査を続けていて、厚生労