仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市)に、いま話題の動物がいる。ふっくらふわふわの茶色い子。オウサマペンギンのひなだ。性別不明で名前はまだない。大きな体でよちよち歩く姿が人気を集めている。 来場者が10日、ツイッターに投稿したひなの動画が大きな反響を呼んだ。「おっきくて丸くて可愛すぎる!」。あまりの大きさに「人、入ってません?」とのツイートも。 生後5カ月のひなの体重は約15キロ。体長も約90センチで成鳥と変わらないが、飼育員の加藤槙子さん(24)によると「通常サイズ」。綿羽で膨らんで見えるのと、羽の生え替わりに備えて体力を蓄えているため大きくなるという。人は「入っていない」そうだ。 綿羽はすでに抜け始め、この姿が見られるのも、あと2、3週間。約1カ月後にはスマートな姿になる。(平田瑛美)