平成20年10月10日 京都大学 Tel:075-753-2071(総務部広報課) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) 医薬基盤研究所(NIBIO) Tel:072-641-9803(研究振興部基礎研究推進課) 山中 伸弥 教授(物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター/再生医科学研究所)らの研究グループは、ウイルスベクターを用いずに人工多能性幹細胞(iPS細胞)注1)を樹立することに成功しました。 従来、iPS細胞は、体細胞に4因子(Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc)を、それぞれレトロウイルスやレンチウイルスなどのウイルスベクター注2)で導入することで樹立されてきました。しかし、再生医療への応用に際して、ゲノムへのウイルスベクター挿入に起因する腫瘍形成が危惧されていました。またウイルスベクターは実験のたびに厳密に管理された実験室で作