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ブックマーク / makaronisan.hatenablog.com (10)

  • 「CYNTHIA THE MISSION」に見る、少女性残虐の快楽と美学 - たまごまごごはん

    ●ガチで闘う少女は美しい● いきなり話は飛びますが。 タイで今月から、新作アクションムービー「チョコレート」が上映されています。 チョコレート 「マッハ!!!!」や「トム・ヤム・クン」のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督で、ヤーニン・ウィサミタナンという少女がもう死ぬほど激しくアクションを繰り広げるのを撮りたいんだぜお前ら見たいんだろう見たいよなだって少女が殴ったり蹴ったりするんだぜ!っていう映画です。言葉は分からなくてもトレーラー見れば分かります。 タイ映画って割とアクションが痛そうなのが魅力のひとつ。ああ強い少女は美しい。 はて、戦闘少女大好きな自分なので、格闘美少女物マンガはすごい勢いで読み漁っています。もちろん合う合わないもあるのですが、とりあえず派手なアクション繰り広げる女の子がいたらチェキです。 暑い夏こそバトル!戦う女の子マンガナツ100。前編 女のバトルで夏を乗り切れ!戦う女の

    「CYNTHIA THE MISSION」に見る、少女性残虐の快楽と美学 - たまごまごごはん
  • 歯を食いしばって好きなものを見つめろ!高遠るい先生の歩む道と叫び声。 - たまごまごごはん

    ●異色作「ミカるんX」● おお、ミカるんXが話題になってる!(アキバBlog)。 ミカるんX 1posted with amazlet at 08.04.20 秋田書店 売り上げランキング: 131 Amazon.co.jp で詳細を見る 自分が心から敬愛する高遠るい先生。時に褒め言葉として「異端児」とも呼ばれることもあるくらい、独自の理論展開でずっぱりと押し切る力を持ったマンガ家さんです。「バキ」の板垣恵介先生イズムを完全に噛み砕いて血肉とし、駆け回る高遠先生。 板垣恵介先生が範馬勇次郎的な脅威を誇るとするならば、高遠るい先生はピクルのような動きを見せます。 中でも「ミカるんX」は「みんながそっちにいくならおれはこっちにいくぜ!」という突拍子もない作品。毎回「そっちいっちゃうの」的な展開がたまらないです。 高遠るい『ミカるんX』1巻(枳棘庵漫画文庫) ミカるんX (高遠るい)(百合な日々

  • たまごまごごはん - セカイ系に向かうのか、模倣に向かうのか〜「SCAPE-GOD」〜

    ●「セカイ系」という言葉のもつよさと悪さ● 自分もよくわかってないし、特段に定義があるわけでもない、だけどまれに使われる言葉に「セカイ系」という言葉があります。 セカイ系(wikipedia) セカイ系とは(はてな) セカイ系(惑星開発大辞典) [きみとぼく←→社会←→世界]という3段階のうち、「社会」をすっ飛ばして「きみとぼく」と「世界」のあり方が直結してしまうような作品を指すという定義もあるようだ。 「エヴァンゲリオン」や「最終兵器彼女」は典型として、最近だと「涼宮ハルヒ」や西尾維新作品などでしょうか。このへんの判断基準は個々で大いに違うと思うので、あくまでも自己判断ですが。自分の悩みはセカイの悩み。自分と他者との感覚が、セカイの感覚、みたいな。 個人的にはこういうの大好きっていうかエヴァ大好き☆なので、その中高生時代のあいまいな世界観の青臭さがたまらなく好きなんですが、同時に「視野が

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  • ゴタクはいいから拳と目で語れ!「鉄漫」1巻 - たまごまごごはん

    鉄漫-TEKKEN COMIC 1 (ヤングジャンプコミックス)posted with amazlet at 10.04.07高遠 るい バンダイナムコゲームス 集英社 Amazon.co.jp で詳細を見る出ましたねー、高遠るい先生の「鉄漫」。 以前も「ソウルキャリバー」の解説漫画を担当していたので「もしや」とは思いましたが、ウルトラジャンプエッグで連載が始まったときには「ブラボー!」でございました。 やっぱね、殴り合いっていったら高遠るい先生っすよ! (たまごまごはシンシア・ザ・ミッション信者です) さて、まずはハイライトです。 このの山場はこちら! ネコのミイラ! しかも今見られる鉄漫6話にも出てます。出過ぎ! だがそこがいい。 (適当に説明しますと、漫画「シンシア・ザ・ミッション」でネコのミイラは非常に重要なようなそうでないような役割を果たしており、なんども登場しております。おわ

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  • サディスティックな少女はお好き?「CYNTHIA_THE_MISSION」4巻 - たまごまごごはん

    今日の買い物の大命「CYNTHIA THE_MISSION」4巻。3巻がわりと男くさい感じだったのですが、4巻は女が暴力を払い払われでシンシア節全開。こうでなきゃ!というわけで鼻血をブーブー吹きながら読んでおります。 関連記事・そこに暴力があればいい。「シンシア ザ ミッション」 とにかく少女たちが暴力を振るったり振るわれたりするのが見たい人は即効で買いましょう。「美女で野獣」や「エアマスター」の暴力っぷりも最高なのですが、こっちはとにかく痛い。これでもかというくらい作者の高遠るい先生が少女達を徹底的に痛めつけます。 「そんな痛いマンガいやや!」と思われる純真な方も多いと思いますが、これがまた不思議に楽しいんだな。 今回はありえないくらいずたずたのボロボロになるまで「作者に」痛めつけられているブリギットを中心に、少女と暴力のコンビネーションについて書いてみようと思います。 ●虐げられるた

    サディスティックな少女はお好き?「CYNTHIA_THE_MISSION」4巻 - たまごまごごはん
  • そこに暴力があればいい。「シンシア ザ ミッション」 - たまごまごごはん

    友人に勧められて読んだのですが、音速で正中線三段突きをされるような快楽に身をゆだねられるような作品でおいらは鼻血を吹きながらありがとうといいマットに沈んだのでした。 これはすごいわ。自分的に抑えきれないくらいツボにきたので、すこしネチネチと書いていきたいと思います。前半は読んだことない人向け、後半はほとばしって止まらない感想です。 暴力に生きる少女達の群像 少女に必要なのはぬいぐるみではない、暴力である。そうある人が言いました。 うそです。今考えました。 主人公は、ありとあらゆる格闘技と暗殺術を学んでいる少女シンシア。特徴は一言で言うとハゲ。 こんな子。よく動くチビでハゲです。作者はこのマンガを「ハゲマンガ」と読んでいます。 数多くの人を手にかけてきた彼女。ナイス暴力!1巻では殺人を捨てていないのでものすごい強いんですほんとに。2、3巻ではやられ役担当みたいになってる感もあるのですが、それ

    そこに暴力があればいい。「シンシア ザ ミッション」 - たまごまごごはん
  • その体温に触れていたら安心だったのに。「ベイビーリーフ」 - たまごまごごはん

    ●触れた。● 「触れる」って、すごく大事な事。 初めて好きな相手の体温を感じた瞬間のリアル。 ああ、そこにいるんだ、今自分は触れているんだ! 初恋の相手の手を握ったとき、愛する人と抱き合ったとき、生まれた赤子を抱いたとき。 その感動は、味わったその瞬間にしか表現できないものかもしれません。 それを欲して、人は嘆いたり苦しんだり悲しんだり悶えたり。でもなお手を伸ばしてしまう。もしかしたら失ってしまうかもしれないのに、そんなことは考えず。 うん?性欲? そうかもしれません。ええ、性欲だよね。 ●触れる。● 2003年に発売された、二宮ひかる先生の「ベイビーリーフ」。 二宮先生作品を読んでおられる人なら、この人が描く男女の触れ合いの体温の表現が、いかに生々しいかはよくご存知かもしれません。 自分はあまり読んでいなかったため、このを読んだ動機はいたって不純なものでした。 だって、「14歳の初々し

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  • 絶望が気持ちいいんじゃない、絶望を見ないと耐えられないんだ。 - たまごまごごはん

    ●残酷な・・・テーゼ● 残酷なニートのテーゼ ニコニコのコメントと合わせて必見。でもテンション下がり気味で、「ニート」とか「人生」とかに過敏に反応する人は見ないほうがいいかもです。 なんとも自虐的、なんとも絶望的。いっぺんの光もない。 内容に対して正しい突込みをするならば、いろいろな人が「働け」と言うかもしれませんが、多分この替え歌に関しては、みんなで一緒になって途方もない絶望感に暮れて楽しむ方が正解な気がします。 以前もこういう「イタい作品」がなぜ面白いのかを書きました。 「イタいマンガ」が魅力なのはどうしてだろう。 コメディタッチで楽しむのも、「痛いなコイツwww」と楽しむのも、また一つの楽しみ方。また、かつての経験と照らし合わせて「あいたた、気持ちイイ」とノスタルジック的な痛みを楽しむのもまた一興。 しかしながら、先ほどの「残酷な〜」が痛すぎて見るに耐えない、という声があるのもまた一

    絶望が気持ちいいんじゃない、絶望を見ないと耐えられないんだ。 - たまごまごごはん
  • 通常の男女の営みが許されない「BLUE DROP〜天使の僕ら〜」 - たまごまごごはん

    今年、間違いなく自分の中でトップ街道を爆走している超絶マンガ家が、吉富昭仁先生です。 今までも「EAT−MAN」や「RAY」などの傑作を生んでいますが、現在はマガジンZで「連人ツレビト」とチャンピオンREDで「BLUE DROP〜天使の僕ら〜」を連載しています。 これがまた、両極端で面白いんですよ。 「連人ツレビト」は死者を導く人の話で、テーマは死。タナトス。 「BLUE DROP〜天使の僕ら〜」は、とにかく歪んだ性がテーマで、エロス。 空間の魔術師的な背景の描きこみと、イキイキとしていながらどこか死のにおいをただよわせるキャラ(特に女の子)が魅力のマンガ家さんなのです。もうイチオシ。 はて、どちらも猛烈に今話が展開していて面白いのですが、その中でも「BLUE DROP〜天使の僕ら〜」の方が非常に特殊な展開を見せているので、ちょっと紹介してみたいと思います。 ●今までのあらすじ● 性という

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  • 大槻ケンヂとマンガ家。関連リスト - たまごまごごはん

    ●筋肉少女帯ジェネレーション● 「THE・仲直り!復活!筋肉少女帯」を買いました。いやあ、往年のファンとしてはメンツがそろって、しかもエディ三柴と橘高の競演が見れるだけでも幸せといいますか。さすがに全盛期の体力はなさそうなものの、いいライブ映像でした。 さて、もしかしたら筋肉少女帯を知らない世代の人も多いかもしれないので、簡単に説明しておきます。 筋肉少女帯(wikipedia) ボーカル、大槻ケンヂの描く詩が非常に特殊でアングラな欲求をたたえており、それをハイクオリティな演奏陣が固めていたためサブカルっ子のハートを貫いた、そんなバンドです。そして、多くのサブカルっ子はたいてい筋少の洗礼を受け、大人になってもそれを引きずるため「トラウマパンク」なんて呼ばれ方もします。 その世代は、具体的に言うと自分とかなんですが。 さて、大槻ケンヂワールドは音楽界にも多大な影響を与えましたが、なんせサブカ

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