■ 第444回 ■ SSDの信頼性は、すでにHDDを超えている ~東芝セミコンダクター社 インタビュー 一昨年、昨年と大幅な低コスト化が進んだことで、モバイルPC用ストレージとしての存在感を増しているSSD。いくら安価になったとは言え、さすがに絶対的な記憶容量や容量あたりの単価ではHDDにかなわないSSDが、これほど注目を集めるのは、高性能、低消費電力、小型、耐衝撃性といった要素を備えているからだ。 特に1.8インチHDDを前提とした小型ノートPCの場合、本来はSSDが不利な記憶容量の面でも同等レベルになってきており、消費電力低減や軽量化といった要素も含め、トータルでSSD搭載モデルの方が魅力的なのは当然のことだ。 しかし同時に、ノートPC向けSSDが徐々に一般化する中で、SSDのセルはMLCへと主流が移り変わり、セルの書き換え可能回数はSLCより減ってしまった。本当にSSDでも大丈夫なの
2008年末はAtomプロセッサを搭載したPCで大いに遊んだこともあり少々食傷気味。その反動で速いPCが欲しくなり、新年早々ハイエンドマシンを1から組むことに決定。現時点でハイエンドはCore i7プロセッサとなるものの、CPU+マザーボード+メモリだけで約7万円となる。1から組むとどう考えても10万円を超えあまり財布に優しくない。 そこでもう1つのハイエンド、Core 2 Quadマシンを5万円で組めないか、と秋葉原へ出た。ざっとショップを回った限り、ある程度の条件ならば、頑張ってクリアできそうな感触だ。その結果をまとめつつ少し遊んでみたい。 Text by Kazuhisa Nishikawa ●購入したパーツなど Core 2 Quadプロセッサ搭載PCを5万円で組むに当たってざっと予算の配分を考えてみる。動かしようのない部分はCPU。これだけで約1.8万円が必要だ。すると残りは3.
■平澤寿康の周辺機器レビュー■ 第5回 バッファローのSSD「SHD-NSUM120G」速報レビュー ~リード160MB/sec、ライト92MB/secを記録 発売中 価格:「SHD-NSUM120G」50,400円 バッファローから、2.5インチHDDサイズのSSD「SHD-HSUM」シリーズが発売された。容量30GBの「SHD-NSUM30G」、容量60GBの「SHD-NSUM60G」容量120GBの「SHD-NSUM120G」の3モデルが用意されているが、今回はその中から容量120GBのSHD-NSUM120Gを入手したので、パフォーマンス面などを速報の形でお伝えする。 ●圧倒的な低価格を実現 SHD-NSUMシリーズの特徴は、なんと言ってもその販売価格の安さだ。ここ数カ月で、SSDの価格は大幅に下落し、以前に比べると入手性は格段に向上しているが、SHD-NSUMシリーズの安さは群を
10月22日(現地時間)発売 米Elemental Technologiesは22日(現地時間)、NVIDIA製GPUによるアクセラレーションに対応した動画変換ソフト「Badaboom Media Converter」を発売した。NVIDIAのオンラインサイトで購入可能となっており、価格は29.99ドル。 NVIDIAのGPGPUプラットフォーム「CUDA」を利用したソフトで、CPUに代わってGPUで動画の変換処理を行なう。これまでこのソフトはNVIDIAの説明会やイベントでデモされたことなどがあったが、このたび一般発売が開始された。 対応読み込みフォーマットは、MPEG-2/H.264/RAW/HDV/AVCHDで、出力フォーマットはH.264ベースラインプロファイルのみ。出力時の最大解像度は1,280×720ドット。対応GPUはGeForce 8シリーズ以降のすべてのGPUだが、H.2
■平澤寿康の周辺機器レビュー■ 第6回 バッファローのSSD「SHD-NSUM120G」追加レビュー ~本体の大きさとRAID 0構成を検証する 発売中 価格:「SHD-NSUM120G」50,400円 先日、速報の形でお届けした、バッファローの格安SSD「SHD-NSUM120G」だが、その後、比較用のSSDが手元に届くとともに、SHD-NSUM120G自体も複数入手したので、改めてパフォーマンスをチェックするとともに、RAID環境でのパフォーマンスも検証してみた。 ●本体サイズは、やはり大きい さて、SHD-NSUMシリーズ発売後、購入したユーザーの間で、ある問題が指摘されている。 それは、本体サイズが2.5インチHDDよりも若干大きく、場合によってはノートPCに取り付けるのが難しい場合がある、というものだ。前回の記事でも、2.5インチHDDよりも若干厚いように見える、と書いたが、今回
液晶ディスプレイは、1,024×600ドット(WSVGA)表示対応の10.2型で、LEDバックライトを搭載。これにより表面サイズは、264×180.5mm(幅×奥行き)と、これまで日本で発売された7/8.9型液晶搭載のものよりも一回り大きくなったが、厚さは18~25mmと、7型の製品よりも薄くなっている。重量もEee PC 901-Xを下回る1kgを実現した。 軽量化については、より薄型のパネルを採用したことと、マザーボードを8層にしたことなどが寄与しているが、その分価格も従来モデルより一回り高くなっている。 従来のEee PCシリーズが、初めてPCを利用する層をターゲットにしていたのに対し、S101は若者をターゲットにした。天板や液晶額縁は光沢のある仕上げで、パームレスト部分はヘアライン加工を施し、高級感があり、ハイエンドなモバイルPCに近い雰囲気がある。また、手前をやや絞った形状にした
1月のCESで展示されたSanDiskの「Vaulter Disk」。SSDでもなければ、IntelのTurbo Memoryとも違うものだという。今回、SanDiskの担当者へのインタビューを交え、Vaulter Diskとはどんな製品なのかを解き明かしていきたい。 ●SSDとTurbo Memory Vaulter Diskを解説する前にSSDとTurbo Memoryについて確認しておこう。SSD(Solid State Drive)とは、一般に半導体メモリ、多くはフラッシュメモリを使って作られた外部記憶装置である。コンピュータのメインメモリではなく、外部記憶装置であり、多くの製品は、ソフトウェア的な互換性を保つために、既存のPATAやSATAインターフェイスを持つコントローラを使い、見かけ上、従来のHDDと同様に扱えるようにしてある。 原理的には、ATAなどの既存のHDDインターフ
従来型のモバイルノートPCでは、PCとしての性能や機能を極力犠牲にせず携帯性を高める、というアプローチが採られた。その結果は価格にしわ寄せされ、同じ性能、機能のスタンダードノートPCに対し、明らかに割高となった。スタンダードノートPCに対し携帯性という付加価値を加えたのだから、その分価格が高くなってもしょうがない、というアプローチだ。 PCベンダは、携帯性を高めるに際して機能や性能に妥協しなかったことを誇ったものの、それによる価格プレミアムについては口を閉ざしがちだった。価格プレミアムを乗せた高性能・高機能PCの方が利益を確保しやすかっただろうし、性能や機能を下げてまで価格を抑えたモバイルPCがどれくらい売れるのか、誰も分からなかったからだ。 Eee PCの衝撃は、性能や機能をある程度犠牲にしても、携帯性と価格にウエイトを置いたモバイルPCが市場として成立することを実セールスで示した点にあ
本日到着! 第2世代の「Eee PC 900」ファーストインプレッション ~ストレージ、液晶だけでなくCPU/メモリもパワーアップ 国内発売未定 廉価な小型のサブノートPCの先駆けであり、かつ、すでに代名詞的存在となっているASUSTeKの「Eee PC」の第2世代機である「Eee PC 900」が、4月下旬から香港や台湾など一部地域で発売になった。編集部でも台湾から1台調達したので、今回は主に旧モデルとの外観やスペックの違いについて見てみたい。 なお、現時点で日本での発売は未定となっており、日本で発売されたとしてもハードウェアスペックなど仕様が変更になる可能性があることを了承いただきたい。 Eee PC 900の情報が公開されたのは3月4日(独時間)。この時は主に液晶ディスプレイの解像度が800×480(WVGA)ドットワイド7型から1,024×600ドット(WSVGA)ワイド8.9型に
ASUS、8.9型液晶を搭載した「Eee PC」上位モデルを発表 ~メモリ1GB/SSD 12GBに増量 会期: 3月4日~9日(現地時間) 会場: 独ハノーバー市ハノーバーメッセ(Hannover Messe) ASUSTeK Computerは4日(現地時間)、低価格サブノート「Eee PC」の上位モデル「Eee PC 900」を発表した。 現行のモデルの「4G-X」(日本での型番)は、800×480ドット(WVGA)表示対応7型ワイド液晶、メモリ512MB、SSD 4GBを搭載するが、これに対し900では1,024×600ドット(WSVGA)、メモリ1GB、SSD最大12GBを搭載。OSは日本モデルと同じ、Windows XP Home Editionを採用した。ドイツでの価格は399ユーロ。出荷は第2四半期。 正確な本体サイズは不明だが、4G-Xは天板よりも幾分小さいサイズの液晶を
発表会では、東京大学 情報理工学系研究科の平木敬教授が、同プロジェクトの概要、新しく開発したプロセッサなどの説明を行なった。 今回発表されたGRAPE-DRプロセッサは、できる限り機能を絞って小型化したというコプロセッサを512コア搭載し、動作周波数500MHzで512G FLOPSの演算性能を1チップで実現。1チップで512コア、512G FLOPSは世界最高を達成し、また、消費電力は最大60W、アイドル時30Wで、こちらも汎用プロセッサとして演算速度当たり世界最低だという。 プロセッサは16の演算ブロック、共有メモリ、PLL(Phase Locked Loop)などの各モジュールで構成されたシンプルな構造。演算ブロックに32コアを内蔵し、32×16の512コアとなっている。1つのコアはレジスタ、加算(FADD)、乗算(FMUL)など、演算に必要な回路のみに切り詰めたという。演算の実行は
11月3日、新しいiPod Shuffleが発売される。AppleStore価格は9,800円。 当初の10月発売予定から遅れたものの、年末商戦に向けて注目度の高いハードウェアであることは間違いない。 特に注目されるのは、41.2×27.3×10.5mm(幅×縦×厚み、クリップを含む)、15.5gというサイズと重量でどのように1GBの容量を持つデジタルオーディオプレーヤーが実現されているかという実装にある。 また、フラッシュメモリのベンダーがどこであるかも注目される。 すでにShuffleを使用したレポートは「AV Watch」に掲載されているので、そちらに譲り、さっそく中身を見ていくことにしよう。
発売中 価格:5,980円 アイ・ジー・エス株式会社が運営するオンラインショップ「クラスト」から、5,980円のNAS自作キット「LAN SERVER」が発売された。 同製品はIDE HDDに対応したNAS自作キット。独自の機能として、USB 2.0ポートを備え、USBによる転送にも対応しているのが特徴。同社によれば、Ethernetによる転送は低速で、マニュアルや設定画面も英語のためやや上級者向けとしているが、5,980円という価格は魅力的だ。今回1台お借りできたので、レポートをお届けする。 ●シンプルな構成で組み立ても容易 パッケージには、本体、マニュアル、ACアダプタ、ACコード、取り付け用ネジ、USBケーブル、LANケーブル、縦置きスタンドに加え、プラスドライバーも同梱されているため、組み立てには別途工具を用意する必要がない。 筺体右側面にはヘアライン加工がされたアルミヒートシンク
PLAYSTATION 3(PS3)は11月上旬に、全世界同時発売。出荷は最初から100万台/月のハイペース。Blu-ray Disc(BD)ビデオのフルスペックに対応し、PS3向けゲームタイトルも全てBDディスクで提供する。また、PS3発売と同時にネットワークサービスも開始する。基本サービスは無料で、一元的なアカウント管理や柔軟な課金システムなど、Microsoftと同等クラスのサービスを提供する。また、ゲームコンテンツ配信(HDDから起動)も実現するという。開発ツールについては、3月末までにCPU「Cell」とGPU「RSX(Reality Synthesizer)」のファイナルを搭載したシステムをリリース、続けて最終版の開発ツールを5月中盤にリリースするという。 3月15日に東京で開催された「PS Business Briefing 2006 March」で、ソニー・コンピュータエン
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