残りの言語仕様変更は「その他の雑多な変更」に含めるとして、次はAPIのほうを見ていきましょう。 NIO.2。Java1.4のときに追加された、新I/OのAPI群につけられたのが「New I/O」すなわちNIOです。 歴史的な都合が影響を与えて構成されてきたAPIツリーは、整合性という観点からするととても美しいとは言いがたいものだと思います。カテゴライズというのはかくも難しいものなんですね。 NIO.1のときは、チャネルとバッファという概念が追加され、主にデータの入出力においてメモリの効率的な操作を行うためのAPIが追加されました。ただ設計が高度過ぎて?とっつきにくいところがありました。 今回のNIO.2では、ファイルシステムに関する操作が大幅に追加されたのが特徴です。 ファイルのパス・属性・操作の分離 Fileクラスには、ファイルの属性、パスの概念、ファイルの操作などが混在しており、抽象度