新型コロナウイルスの感染拡大が社会に与えたインパクトは大きく、生活スタイルそのものの変化が求められることとなった。まさかこんなことになるとは、誰もが予測しなかっただろうが、実際に想像できないようなことが起きるのが現実だ。 これからの予測困難な時代に対応するべく、文部科学省は2020年の小学校を皮切りに、学習指導要領を大きく変更した。これまでの知識偏重型教育を改め、「アクティブ・ラーニング=主体的・対話的で深い学び」を身につける教育を打ち出した。そしてこの「主体的・対話的で深い学び」を、自宅にいながら身につけられる本が登場し、話題になっている。 “自学指導の達人”こと、小学校教員の森川正樹さんが著した『小学生の究極の自学ノート図鑑』がそれ。動植物や日常生活で気づいたことなど、研究テーマはなんでもOK。興味を持ったことを自分で調べ、ノートに書き記す形式だ。 さらには仲間同士で見せ合ったり話し合