年齢を重ねるにつれて、家内だけでなく、1人、2人と仲間が脱落して少なくなっていきます。しかし、気功の仲間は老若男女、まだたくさんいますし、晩酌の相手にもこと欠きません。新型コロナウイルスの自粛をものともせず、毎晩のように会合の予定を入れています。 本誌で対談したことのある上野千鶴子さんが、最近『在宅ひとり死のススメ』(文春新書)という本を出して話題になっています。上野さんはこう言います。「ひとり暮らしは『孤立』ではない、ひとりで死んでも『孤独死』ではない」(同書)。だから「在宅ひとり死」ということばを作ったそうです。さすが、上野さんですね。 老いることによって孤独が深まるという考えは間違いです。 少なくなってしまった昔からの仲間は、男にしても女にしても、魂が成熟して味わいを増してきています。特に女性の色気は年とともに深まるのではないでしょうか。つまり、量の不足は質でカバーされるわけです。
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