北方領土問題をめぐり不適切発言があったとして、日本維新の会の丸山穂高衆議院議員が猛批判にさらされた。日本維新の会は丸山氏の除名を決定、国会でも自民・公明両党により丸山氏に対する譴責決議案が提出された。なぜ丸山氏はこのような事態を招いたか。日本維新の会共同代表も務めた橋下徹氏が、問題の本質を指摘する。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(5月21日配信)から抜粋記事をお届けします――。 (略) ■上西小百合氏があーなってしまったのと同じ構造 丸山穂高氏は、2012年の12月に日本維新の会から出馬して初当選した。大阪の南、泉南地域の大阪19区選出である。28歳という若さで当選した。勉強熱心で、政治家として頑張っていたところがあったことも確かだ。 (略) しかし、丸山氏が今回のような事態に陥ったのは端的に以下の理由からだ。 1、丸山氏が維新の会の看板の力を過小評価し、