金額を訂正された山添村支部の収支報告書。鑑定によれば筆跡は公設秘書の木下剛志氏のものだという。写真は奈良県選挙管理委員会が公開している資料を鈴木裕太氏が収集した。 話を少し前に戻そう。 2021年7月、第二支部は政治資金パーティを開催した。山添村支部は22万円分のパーティ券を購入したと収支報告書に記載していた。しかし、第二支部は、パーティ券収入の欄にその明細を記載していなかった。この事実を「しんぶん赤旗日曜版」(以下、赤旗)が報道したところ、山添村支部の収支報告書は昨年12月に「パーティ券の購入代が12万円分」「10万円は『その他の支出』」と訂正された。 1件につき20万円未満のパーティ券収入は詳細を収支報告書に記載しなくてもよいことになっている。山添村支部が購入したパーティ券分が12万円分なら第二支部のパーティ券収入の詳細に記載する必要がなくなるのだ。つまり22万円のパーティ券購入代を支