安倍総理大臣は参議院決算委員会で、大規模災害に備えた社会資本整備などに集中的に投資する「国土強じん化」について「まさに焦眉(しょうび)の急だ」と述べ、必要性や緊急性の高い事業に重点化して社会資本整備を進めていく考えを示しました。 この中で安倍総理大臣は、大規模災害に備えた社会資本整備などに集中的に投資する「国土強じん化」について「東日本大震災が発生し首都直下地震や南海トラフ巨大地震の発生が懸念されるなかで、事前防災や減災の考え方によって災害に強い国造りを目指す『国土強じん化』は、わが国にとって、まさに焦眉の急と言ってもよい」と述べました。 そのうえで、安倍総理大臣は「高度成長期以降に整備したインフラが急速に老朽化しているのは事実で、長期間にわたって社会インフラが適切に機能を発揮するためには維持管理や更新にもしっかり取り組む必要がある。大震災の経験により防災対策こそ国民の命や生活を守るものだ