北海道苫小牧市立若草小の修学旅行が、旅行を手配する名鉄観光サービス(名古屋市)によるバスの手配ミスで延期になっていたことが30日、分かった。同社は学校側に謝罪し、修学旅行は9月中旬に同じ旅程で行われる予定。 若草小によると、6年生55人は、2台のバスで29日から1泊2日で函館市に向かう予定だったが、当日の朝バスが来ず、手配ミスが明らかになった。代わりのバスを手配できず、児童らは約2時間待たされた末に出発できないことを知らされた。長谷川英昭教頭は「楽しみにしていた児童らは落胆した様子だった」と話した。 同社によると、担当者はバス会社から見積書を受け取ったが、その後正式な契約手続きを完了しないまま、見積書の受け取りで契約が完了したと思い込んでいた。また、旅行の前日までに手配が完了しているか確認する決まりがあったが、怠っていた。