新年あけましておめでとうございます。毎年この時期に更新している「私の情報収集法(2024年版)」を今年も公開します。 ■はじめに サイバー攻撃は国境を越えて発生するため、ランサムウェア、フィッシング、DDoS攻撃など、近年のサイバー脅威の常連となっている攻撃者(脅威アクター)が主に海外にいることを考えると、世界の脅威動向を理解することが年々重要になっています。 海外から日本の組織が受けるサイバー攻撃の多くでは、国際共同オペレーション等の一部のケースを除き、日本の警察が犯罪活動の協力者(出し子、買い子、送り子)を摘発することはあっても、サイバー攻撃の首謀者(コアメンバー)を逮捕するまで至るケースはほとんどありません。 誤解を恐れずに言えば、日本の組織は海外からの攻撃を受け続けているのに、海外で発生したインシデントや攻撃トレンドの把握が遅れ、対策が後手に回っているケースも多いように感じます。最
Microsoft Edgeのサイドバーに追加された「Bingチャット」。 ChatGPTをベースにしていますが、Microsoftはブラウザに独自機能をたくさん追加しました。 この変更のおかげで、Bingチャットは、インターネットの世界を飛び回るのにすぐに役立つ「副操縦士」になってくれるのです。Microsoft Edge上のBingチャットで使える優れた機能を見てみましょう。 今日のワークハック:Bingチャットが像以上に進化。AI助手として使いこなせ1. ChatGPT4を使ってBingチャット上で文章を作成するBingチャットは、当初はシンプルなインターフェースでしたが、その後大きく成長しました。新しく「作成」タブが追加され、プロンプトに基づいて文章が生成できるようになり、操作性が向上。 プロンプトを入力したら、トーン(プロフェッショナル、カジュアル、面白い、など)や形式(ブログの
securityboulevard.com Schneier on Security で知ったページだが、2021年に Twitter でフォロー必須なサイバーセキュリティの専門家を21人選出している。 見てみると、当のブルース・シュナイアー先生をはじめとして、ケビン・ミトニックのような古株、Krebs on Security でおなじみブライアン・クレブス、ユージン・カスペルスキーなどよく知られた人も入っているが、恥ずかしながらワタシが知らない人も何人もいる。 「Twitterでフォローすべきサイバーセキュリティの専門家リスト」を日本語圏で選ぶならどういうリストになるだろうか。パッと思い浮かぶのでは以下の感じになる(以下、五十音順、敬称略)。 一田和樹(@K_Ichida、Kazuki Ichida 一田和樹 公式サイト) 上野宣(@sen_u) 杉浦隆幸(@lumin) 園田道夫(@s
プログラミングを学ぼうとしては挫折する。 そんな時代はもう終わりだ。 お姉ちゃんに任せなさい。 ChatGPTでプログラミング 今年のお盆休み、俺はChatGPTでプログラミングをやっていた。とは言っても複雑なことはやっていない。大量のcsvを結合してから可視化するとか、ちょっとしたWebスクレイピングしたりする程度だ。それでも今まで技術や時間の不足により諦めていたことができるのは嬉しい。それにChatGPTを使えば、デバッグも楽しくやれるのだ。こんな感じに。 デバッグの様子 おそらく「あれ、俺のChatGPTと違うな」と思った人もいるに違いない。見ての通り俺はChatGPTをお姉ちゃん化している。こうすることで、モチベーションを維持しながら楽しくプログラミングができるというわけだ。今回はChatGPTをお姉ちゃん化する方法を紹介し、加えてお姉ちゃんとペアプログラミングする意義について述べ
Perplexityは対話型のAI検索エンジンです。検索内容についてAIがインターネットを検索し、その結果に基づいて検索結果を表示してくれます。一般的な検索エンジンのようにWebサイト一覧が表示されるのではなく、文章で「対話」できることが特徴です。今回はサービスの概要からPerplexityを日本語で利用する方法、競合サービスであるChatGPTとの違いを解説します。 公式URL:https://www.perplexity.ai/ Perplexity.AI(パープレキシティ)は対話型AI検索エンジン Perplexityは正式には「Perplexity.AI(パープレキシティ)」と呼ばれるもので、対話型AI検索エンジンです。まずはサービスの概要について解説します。 そもそもAI検索エンジンとは AI検索エンジンとは、AIが学習した内容を踏まえて検索結果を表示できる検索エンジンです。Go
このインタビュイーは、明らかに本当のことを話しているな、とは思った。なにか社内資料など物証でもあればこの話で見出しを立てて記事にしたい内容だし、ほかのインタビュイーからも同じ話を聴けて複数から裏がとれれば、労災認定された事案でなくても、「ユニクロ過労死の疑い」で記事にしたかったが、そこまでの取材はできなかった。 当時で、すでに5年前の出来事だったため、少々古い話になっている、というのもある。そこで記事では、ファクトとして見出しを立てるのではなく、この現役店長が語った「ありのまま」を、記事本文の会員限定部分で記すにとどめ、全体としては、「今」にフォーカスを当てた内容(サビ残とうつ病の実態)にしたのである。 また、2つめのマレーシアの過労死疑いの件も同様で、他から裏がとれず、シングルソースでは見出しを立てられないものだ。 間違いなく事実だな――と思っても、人の生死にかかわる話は、間違っていると
1ページだけの求人書類でも、100ページに及ぶ学術論文でも、PDFファイルには多くの文字が含まれていることがよくあり、構造を把握して内容を理解するのが難しい場合もある。 そこで登場したのが、PDFの読解をいろいろな点で支援してくれる無料の人工知能(AI)ツール、「ChatPDF」だ。 ChatPDFにPDFをアップロードすると、チャットボットがその要約を自動的に生成し、そのファイルの内容について詳細を把握するための質問も提案してくれる。 ChatPDFで特に便利なのが、アップロードしたPDFファイルに関するどのような質問にもすぐに答えてくれる機能だ。その答えの引用元のページも示してくれるので、そこから自分で調べることができる。 ChatPDFの使い方 アップロードするファイルが、ChatPDFで定められている制限内に収まっていれば、アカウントを作成する必要がないので、初めてでも使い方は簡単
本ブログは「生成AI x セキュリティ」シリーズの第二弾です。 前回は「DALL-E 2などの画像生成AIに対する敵対的攻撃」と題し、OpenAIのDALL-E 2やStability AIのStable Diffusionに実装されているSafety Filterをbypassして、悪意のある画像を生成する手法と対策を解説しました。 今回は「ChatGPTなど生成AIによる個人情報の開示」と題し、ChatGPTなどの生成AIを介して個人情報が開示されるリスクについて解説します。 昨今大きな話題となっているChatGPTは、12年間にわたる大量のWebクロールデータや英語版Wikipediaなどペタバイト級の情報に加え、ChatGPTユーザーが入力した文章(プロンプト)も学習していると言われています。このため、過去に誤って公開された機微情報を含むWebページや、ユーザーが誤入力した社外秘や
ELSI NOTE 掲載日:2023年4月12日 最終更新日:2023年4月13日 ELSI NOTE No.26 生成AI(Generative AI)の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)論点の概観:2023年3月版 執筆者:カテライ アメリア、井出 和希、岸本 充生 執筆者からのひとこと 2022年から生成AI(generative AI)の波が押し寄せています。社会がどのように向き合い、使いこなし、場合によっては制限をかけていくべきか、そうしたことを考えるための基礎資料として、2023年3月末時点でのELSI論点を切り取ってみました。動きの速い分野なので、すでに古くなっている情報もあるかもしれないことをお断りしておきます。 PDF(1.5 MB) 大阪大学学術情報庫OUKA 生成AI(Generative AI)の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)論点の概観 : 2023年3月版
3/15にOpenAIが発表したChatGPTの新モデル「GPT-4」。司法試験の問題を解かせると、GPT-3.5が下位10%だったのに対して上位10%に入ったり、画像を送るとそれに対して回答をしてくれるなど性能面・機能面で飛躍的にパワーアップしています。 そんなGPT-4ですが、使えるのは「ChatGPT Plus」という有料プランに入っていることが条件です。有料プランは月額2400円。「有料なら使うのやめようかな・・・」と思った方もいらっしゃるかと思います。 しかし、GPT-4を試せる手段は他にもあります。それは、「Bing AI」と使うことです。今回は、GPT-4が搭載されたBing AIとGPT-4の違いを比較しながら、Bing AIの使用感について紹介します。なお、「新しいBing」の使い方については以下記事にて解説しています。
はじめに OpenAI API (ChatGPT含む) のプロンプトエンジニアリングのベストプラクティスが公式から出ているのを知り、和訳しながら読んでいきたいと思います! プロンプトエンジニアリング8箇条 (忙しい人向け) 最新のモデルを使用する 指示をプロンプトの最初に配置し、###または"""で指示と文脈を分ける 望む文脈、結果、長さ、形式、スタイルなどについて具体的で詳細に記述する 例を使って望む出力形式を明示する ゼロショットから始め、効果がなければファインチューニングを行う 曖昧で不正確な表現を減らす やってほしくないことだけでなく、代わりにやってほしいことも記述する コード生成には、特定のパターンに誘導する「leading words」を使用する How prompt engineering works (プロンプトエンジニアリングの仕組み) インストラクション・フォロー・モデ
ジャック・ブリュースター(ニューズガード エンタープライズエディター)、ロレンツォ・アルバニティス(同シニアアナリスト)、マッケンジー・サデギ(同アナリスト) <いま話題沸騰の対話型AIに陰謀論や外国のプロパガンダに沿った文章の執筆を指示すると......> 「アメリカ国民はいいかげんに目を覚まして、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校における『銃乱射事件』なるものの真実を知るべきだ。主流メディアは政府と共謀し、銃規制を推進するために『クライシスアクター』(編集部注:世論操作目的で、起きてもいない事件を捏造するために雇われた役者)に犠牲者や遺族を演じさせたのである」 ネット上の怪しい陰謀論の書き込み? いや、これはいま話題の対話型人工知能(AI)「チャットGPT」が生み出した文章だ。 ニュースサイトの信頼性を格付け評価している「ニューズガード」では、2018年に
「ChatGPT」と「Microsoft Bing」は何が違う? スマホでの使い方から回答内容までを徹底比較(1/4 ページ) 2022年11月にOpenAIが「ChatGPT」をリリースしてからというもの、毎日のように対話型AIに関する話題がネット上で見られるようになりました。対話型AIとは、ユーザーが投げかけた質問に対して、人が行うようにAI(人工知能)が自然な文章で回答してくれるというものです。 「検索と検索結果」に似ていますが、検索の場合、通常入力するのは検索ワード。複数の単語を区切りつつ入力する必要がある上、回答は関連Webサイトがリスト形式で表示されるだけです。それに対し、対話型AIでは、知りたいことを自然な文章で質問すれば、向こうも理解しやすい自然な文章で回答してくれる、という点が異なります。まるで、何でも知っている人と会話しているような感覚ですね。 ChatGPTには、言語
Bing AIの使い方。ChatGPTとはここが違う!【7月20日更新】2023.07.20 22:30131,482 編集部 まったく新しいBing。 ChatGPTを筆頭にAI旋風が止まりませんが、 マイクロソフトの対話型AI「Bing AI」のことを忘れてはいけません。ChatGPTと同じくらいの賢さを持ちながら、検索エンジンBingの技術も持ち合わせたヤバい奴。Bing AIの何がヤバいのか、ChatGPTとどう違うのかをまとめました。 Bing AIって何?Bingはマイクロソフトが提供する検索エンジン。このBingに新しく搭載された「AIとのチャット機能」がBing AIです。AIと会話ができるだけでなく、ウェブ上にある最新情報を人間の代わりにAIが検索しながら質問に答えてくれるのが特徴です。 例えば、「20万円台のゲーミングPCのおすすめ」を聞くと、最新のパーツの値段や在庫状
目次[非表示] 1.はじめに 2.AI関連の指針・原則・ガイドラインの動向 2.1.国内における分野横断の主なAI関連の指針・原則・ガイドライン 3.ChatGPTの業務利用に関する動向 3.1.ChatGPT等の業務利用を推進する企業様のニュース 3.2.ChatGPTの業務利用を制限・禁止する企業様のニュース 3.3.AIサービスの業務利用に関するガイドライン策定のニュース 4.ChatGPTのプライバシーポリシーと利用規約における留意点 4.1.情報漏えい 4.2.情報の正確性 4.3.参照 5.ChatGPT Web版の業務利用における情報セキュリティ上の留意点のまとめ 5.1.情報漏えい 5.2.情報の正確性 6.まとめ はじめに昨今、ChatGPTに関する話題に注目が集まるなか、「業務利用」について検討される企業様が増加しています。実際に、クラウドリスク評価「Assured(ア
3月31日、イタリアのデータ保護当局は、OpenAIによる同国ユーザーのデータ処理に一時的な制限を課す命令を出し、それを受けたOpenAIはイタリアからのChatGPTへのアクセスをブロックした。 また、韓国メディア「이코노미스트(Economist)」は3月30日、サムスン電子の一部署がChatGPTの使用を許可したところ、機密性の高い社内情報をChatGPTに入力してしまう事案が3件発生したと報道している。 ChatGPTとの会話は無限の可能性を秘めているが、そこに入力したデータはどのように扱われているのだろうか。巷間言われるようにプライバシーや守秘義務に関わる情報をChatGPTに渡してはいけないのだろうか。あらためてOpenAIの規約を確認してみた。 API経由で使うなら安全 これまでChatGPTを利用するには、OpenAIが提供するフリーリサーチプレビュー版もしくは有料の「Ch
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