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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (4)

  • 古代エジプト王の巨大像を発掘、カイロの住宅地で

    【動画】現代のカイロ東部の住宅地で、ラメセス2世をかたどったとみられる像を掘り出す作業中の考古学者。(解説は英語です) エジプトとドイツの考古学チームが、古代エジプトの石像を発見した。史上最も有名な君主の一人をかたどったものである可能性が高いという。 エジプトの首都カイロの労働階級の住宅地で、古代エジプトのファラオ(王)、ラメセス2世とみられる像が地下水の中から発見された。(参考記事:「古代エジプトの「税を決める井戸」が見つかる」) 「像の胸から頭の下部までの部分を発見しました。現在、頭部を取り出したところで、王冠と右耳、右目の一部が見つかっています」と、エジプトのハーレド・アル・アナニ考古大臣はロイターに語った。 この約8メートルの像は珪岩(けいがん)で作られており、およそ3000年前のものだとみられる。エジプト考古省は、これは重要な発見であると歓迎した。ファラオの名を示す銘はないが、ラ

    古代エジプト王の巨大像を発掘、カイロの住宅地で
  • 第67回 睡眠研究のための“異時間空間”「隔離実験室」

    雑誌やネット上には睡眠に関するさまざまな情報が載っているが、その元ネタを提供している睡眠研究がどのような場所でどのようにして行われているかご存じの方は少ないだろう。私の所属する国立精神・神経医療研究センターには国内外から多くの見学者が訪れるが、睡眠や体内時計の機能を正確に測定できる睡眠実験室(隔離実験室)も見学コースに入っていることが多く、物珍しいのかなかなか好評である。 隔離実験室は、窓もない分厚い壁に四方を囲まれて、外部から完全に隔絶された空間である。実験室のある研究棟を新築するときに特注で作られた。室内照度、温度や湿度も管理され、遮音もバッチリなので何日間も入室していると昼夜が分からなくなる。 なぜこのような施設が必要なのかと言えば、睡眠や体内時計は光や温度、心理的影響などさまざまな環境要因で影響を受けるため、正確な研究データを得るにはそれらを厳密にコントロールする必要があるからだ。

    第67回 睡眠研究のための“異時間空間”「隔離実験室」
  • 超巨大火山に噴火の兆候、イタリア

    50万人が住むイタリアの大規模な火山性カルデラ盆地、カンピ・フレグレイの地下にある超巨大火山が、500年の休止期間を終え、“臨界状態”に近づく可能性があるという論文が、12月20日付の科学誌『Nature Communications』に掲載された。 観測データの解析とコンピューターによるモデリングの結果、「マグマが、ガスを放出する臨界圧力(CDP)に達している可能性がある。世界屈指の人口過密地帯である大都市ナポリ近郊にあるこの火山では現在、加速的な変動と温度上昇が観測されている」と、ローマのイタリア国立地球物理学研究所が発表した。 近い将来、マグマの高熱のガスが突然噴出し、大規模な噴火を引き起こす可能性がある、と科学者たちは警告している。だが噴火する時期は今のところ予測不可能だ。 イタリア政府はこの発表を受け、噴火の警戒レベルを緑の「正常」から黄の「要警戒」に変更した。つまり、性急な行動

    超巨大火山に噴火の兆候、イタリア
  • 第4回「方言」と「言語」の違いとは

    木部さんは、「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」という共同研究のプロジェクト・リーダーだ。 この研究を国立国語研究所が各研究機関と連携して行う背景には、やはり、2009年のユネスコ発表の影響がある。なにはともあれ国連機関が国際的スタンダードとして示した危機言語の中に、日国内で話されているものがいくつも含まれていたのだから。 目下のところ年に1~2カ所のペースでフィールドワークをして、危機言語の記録を作っているのだそうだが、そこに行く前に「方言か独立言語か」という問題に軽く触れておこう。 ユネスコの危機言語の発表が報道されたとき、多くの人が「八丈語や奄美語」って方言じゃないの? と感じたようで、木部さんもよく質問されたという。この素朴な疑問の背景には、純粋に言語学的というより、歴史、社会、文化政治などが複雑に絡まった複合的な事情が横たわっている。 木部さんによると──

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