2006年11月から始めて2010年の6月に至るまで、私がGTDのことを考え続けているのは、GTDに将来性があるからだ。GTDがただのタスク管理であれば、私はこんなにも興味は湧かなかっただろうし、GTDについて考えを突き詰めるのをとっくに放棄していただろう。 GTDとマネージャクラスの人々 GTDのビジネス対象となっているのは、基本的にはマネージャクラスなどの生産性の高い人々だ。 それは、彼らの生産性をより高めるためである。もちろん、そうではない人々にとってもそれなりの効果が得られる。マネージャークラスも、そうでないそれなりの人も、GTDの恩恵にあずかることができる。 それゆえに、GTDは万人に受け入れられている。 とはいっても、私がGTDが買いだと思っている将来性は「万人受け」だからではない。GTDは、それなりの人がマネージャクラスのような人々になるための、わかりやすいツールとして可能性