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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (9)

  • 極度の緊張のあとにくるもの - 感染症診療の原則

    1次データがていねいに検討され、公開の場で検証・伝達されるには時間がかかります。 感染症はアウトブレイク時には注目されますが、ふだんの「アウトブレイクしないための努力」は地味なので見えにくく評価されにくく、またアウトブレイク後は意図的に思い出し共有しないと経験知として残りません。 なぜならば。 極度の緊張の後に来るのは脱力・虚脱であり、怖い体験・ネガティブ体験・不快な体験が生生しい人には思い出し作業が苦痛そのものであることもよくあります。 苦痛なために 「思い出し作業をしない(延期する)」 「自画自賛にもっていく(痛みを伴う作業は嫌)」 「“誰か”については語るが自分についてはフォーカスしない(他人事化)」 といった現象がおきます。 今後のよりよい取り組みにつなげるには、後出しじゃんけん的に誰か=個人を悪者にしたりしないことです。 終わった後に正解のようなことをいうのは簡単です(実際にわか

    極度の緊張のあとにくるもの - 感染症診療の原則
    hatomaguro
    hatomaguro 2009/05/25
    極度の緊張の後に来るのは脱力・虚脱であり、怖い体験・ネガティブ体験・不快な体験が生生しい人には思い出し作業が苦痛そのもの
  • 問題発言続出 - 感染症診療の原則

    思考停止症候群が増えています。 正直ウイルスよりもこの人たちのほうが怖いですね。 学校でインフルエンザがアウトブレイクし、学級閉鎖などがよくおこるのは密なコンタクトで広がりやすいからです。 米国のアウトブレイク報告で学校内あるいはスポーツ交流でMRSA感染などが増えています。タオルの共有はダメよ、、なんてのが介入ですが。 でもスポーツ大会は中止にはなりません。 とるべき対応は傷を覆うとか、受傷したら早めに適切な手当てをする、タオルを自前にするということであり、会場をバンコマイシンで消毒するとか、バンコマイシン入りシャンプーで洗いましょうとかいうことではありません。 MRSAがはやっているらしい地域の人は参加させないよ!なんていったらもちろん人権問題です(事前に全身スクリーニングをしてみろという話になります)。 さて、ではお互いチョーよそよそしく、集団というのもはばかるような集まりはどうでし

    問題発言続出 - 感染症診療の原則
    hatomaguro
    hatomaguro 2009/05/18
    思考停止症候群
  • 根拠レス マスク推奨論 - 感染症診療の原則

    ひゃ~19時代のNHKは一般人にマスクの付け方外し方の解説をしていました。けっこう笑えました(^^;)。未整理のききかじりっぽかったですね。 「(カナダで)マスクしてたら防げたかも!」なんて病人に足で砂かける(鞭打つでしたっけ)ようなことよくいいますよね。 にわかコメンテーターや他人事の人かと思ったら関係者(仲間)が言うなんてヒドイはなしです。 そもそも根拠レスではずかしい・・・。 電車で見ていると日人は口だけ覆って鼻を覆わない人がっけこういますね。 マスクは何も症状がない一般市民の日常生活には不要。 不要なのに、周囲がしていないのに、特定の集団だけして歩いていたらやっぱり怖いでしょう。具合が悪い人と勘違いされてかえってトラブルのもと。 (新宿あたりで服装もナンだと職務質問されますよ) ★一番重要なのは症状がある人がすること ★症状が有る人と近い距離にいるひと(医療者・看病者) 手洗い研

    根拠レス マスク推奨論 - 感染症診療の原則
    hatomaguro
    hatomaguro 2009/05/09
    ★一番重要なのは症状がある人がすること
  • 昨年度ブームだった「フェーズ4以降訓練」 - 感染症診療の原則

    WHOがフェーズを4にあげましたね。 台風とか天災への対応をしている専門家のかたから「ぼくは寝るときはNHKのラジオをつけたままにしている」と聞いてから、同じようにしているのでネボケつつも「あ、4になった・・」と知りました。 日の「新型インフルエンザ対策」訓練は以前はフェーズ3までがおおかったのですが、実は昨年度は各地で「フェーズ4以降訓練」もやらないと!ということで各地で似たような研修会が行われていました。(検索するとPDFなどで読めます) つまり、訓練した/された人が一定数います。 (うちの地域はだいじょうぶかねえ・・・と不安な方まずはご安心を) 訓練のよいところはただやるだけではなく、警察や自衛隊・病院関係者などがあつまってウンウンと頭をつきあわせることで連携関係の基礎をつくること、そして反省や評価を出し合うことで「実際に足りないモノはなんだろう」がわかることです。 皆さんがいうの

    昨年度ブームだった「フェーズ4以降訓練」 - 感染症診療の原則
  • 共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則

    東京医大感染制御部の松永先生が一般向け資料を和訳してくださいました。 松永先生は米国で感染症の専門医となられたあと帰国し、東京医大でコンサルテーション等に関わられています。 共有する許可をいただきましたのでブログで紹介させていただきます。 (ご厚意でいただいたものです。ご利用にあたっては内容・方法についての判断・責任は各人・機関でおねがいします) ------------------------------------------------------------------------ CDCの豚インフルエンザ情報の和訳 http://www.cdc.gov/swineflu/swineflu_you.htm(2009/04/24発行 2009/04/25 訳) ■豚インフルエンザとは? 豚インフルエンザはA型インフルエンザウイルスによって起こる豚の呼吸器疾患です。豚の間ではアウトブレ

    共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則
    hatomaguro
    hatomaguro 2009/04/27
    さっそく救急外来で役に立った。プリントしてポケットに入れて正解でした
  • 都心の病院が研修医に人気なのではない - 感染症診療の原則

    卒後臨床研修制度は、熱心な医学生と、それほど熱心ではない医学生の違いを際だたせる結果となりました。 卒後は母校に残り、専門として選ぶ診療科は、ポリクリ最中に行われる非公式な飲み屋での青田刈りの結果・・といった風景は一部のものとなりつつあります。 熱心な学生はよりよい臨床研修を目指し、地の果てまで見学に行きます。(それにしても一流の研修病院の多くが"地の果て"にあるのは面白いですね。) まあ地の果てと言っても東京駅や羽田空港から5時間以内の場所ですが。 都心の研修病院に人気がるのではなく、良い指導医、Mentorが居る病院に人気がある事は、このような事からも分かります。 (写真は先日の金沢大学でのTierney先生の講義に遠方からこられた学生さん達と)

    都心の病院が研修医に人気なのではない - 感染症診療の原則
    hatomaguro
    hatomaguro 2008/11/10
    それにしても一流の研修病院の多くが"地の果て"にあるのは面白い
  • ペニシリンGは凄い - 感染症診療の原則

    この写真、両方とも髄液です。喀痰ではありません。駒込病院シニアレジデントのT先生が受け持った市中感染の肺炎球菌による髄膜炎の検体です。凄い膿性で、これがルンバール針から出てきた時には驚いたそうです。肺炎球菌が感受性とわかりペニシリンが投与され、数日後には透明で綺麗な髄液になりました。「ペニシリンって当に強力ですね!」とは受け持ちのT先生の言葉。 スペクトラムの狭い抗菌薬は「弱い」という幻想を持たせないのが自分の教育方針ですが、その教育目的にBestな方法は研修医達にペニシリンGで肺炎球菌感染症を治療して貰う事です。感受性菌に対しては、Narrowest spectrumのペニシリンもBroadest spectrumの○○ペネムも同じ強力さなのです。 更にペニシリンGを使用する時には、そのスペクトラムの狭さ故に「自分がCoverしている菌と、していない菌」を意識する事を強いられて、これも

    ペニシリンGは凄い - 感染症診療の原則
  • 手を洗わないと開かないトイレ - 感染症診療の原則

    ブログ編集部です。先日、知り合いから面白いトイレの話をききました。 「トイレに一度入ると、決められた手順通り手を洗わないと、扉が開かない仕組みになっているのだ。各ポイントにセンサーが付いていて、洗浄剤、流水、殺菌水といった手順を踏む必要がある。」(ニチロ) http://www.nichiro.co.jp/recruitment/produce/index.html (人間は1日に55髪の毛が抜けるというのもギョ!ですが) ワタクシは新宿タカシマ屋のトイレが好きです。ここは個室内に手を洗うところがあります。 最近のトイレは入ると、便座のふたが突然パカっと自動で開いたりもします。しゃべる便器もあります。薄暗い明かりの密室型トイレだとカナーリこわいです。 この先どんな進化をするのかと不安でもあります。(自動尿検査とか・・!)

    手を洗わないと開かないトイレ - 感染症診療の原則
  • 誰に狂犬病の検査をすすめるか - 感染症診療の原則

    <ブログ編集部です>感染症のニュースから。 フィリピンで犬に噛まれた狂犬病の症例について情報が公開されていました。 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/11/h1117-4.html ヒトーヒト感染はしないのに、念のため患者と接触のあった人を調べるというニュースが18日の午前にネットのニュースになっていました。 編集部員「これはかえって一般人の不安をあおりませんか編集長?」 青木編集長「そんなまともすぎることは聞くんじゃないよキミ」 編集部員「検査するっていっても誰に検査をすすめるんでしょう?HIVのようにクリアじゃないですよね?」 青木編集部長「だから適切すぎる質問はしないでくれたまえ」 編集長によりますと、昔住んでいたケンタッキーのみならず、ご自宅のある練馬区でも夕方窓をあけているとバサバサとコウモリが部屋に入ってきたのだそうです(こ、怖い)。 なぜコウ

    誰に狂犬病の検査をすすめるか - 感染症診療の原則
    hatomaguro
    hatomaguro 2006/11/19
    練馬…。
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