1次データがていねいに検討され、公開の場で検証・伝達されるには時間がかかります。 感染症はアウトブレイク時には注目されますが、ふだんの「アウトブレイクしないための努力」は地味なので見えにくく評価されにくく、またアウトブレイク後は意図的に思い出し共有しないと経験知として残りません。 なぜならば。 極度の緊張の後に来るのは脱力・虚脱であり、怖い体験・ネガティブ体験・不快な体験が生生しい人には思い出し作業が苦痛そのものであることもよくあります。 苦痛なために 「思い出し作業をしない(延期する)」 「自画自賛にもっていく(痛みを伴う作業は嫌)」 「“誰か”については語るが自分についてはフォーカスしない(他人事化)」 といった現象がおきます。 今後のよりよい取り組みにつなげるには、後出しじゃんけん的に誰か=個人を悪者にしたりしないことです。 終わった後に正解のようなことをいうのは簡単です(実際にわか
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