フィリピン・マニラ(Manila)でたばこを吸う男性(2011年5月29日撮影)。(c)AFP/NOEL CELIS 【6月12日 AFP】ニコチンが脳内で食欲抑制剤として働く作用を突き止めたと、米科学者らが9日、発表した。肥満対策に有効活用される日が来るかもしれない。 米エール大(Yale University)のチームが行った研究結果が、米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。喫煙者は喫煙しない人びとと比べて痩せている傾向があるが、これは、脳の視床下部にある満腹感を知らせるニューロンをニコチンが活性化するためであることがわかったという。 論文の上席著者であるエール大のマリナ・ピチョット(Marina Picciotto)教授(神経生物学・薬理学)は「体重が増えるからたばこをやめたくない、という人は多い。(この研究は)最終的には、禁煙を始めた人びとの体重維持に活用したいし、たば
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