クラウドコミュニティとともに青森県のITを盛り上げてきた青森県庁の杉山智明さんが、異動でIT振興担当から外れることになった。「春はお別れの季節」ということで、桜の季節に杉山さんが駆け抜けてきた3年間を想い返してみることにした。 中国へのリンゴの輸出担当からIT振興へ 「青森県がクラウドコミュニティを巻き込んで面白いことをやっている」。こんな話を聞いて、乗り込んだのが2014年9月に仙台で行なわれた「JAWS FESTA Tohoku 2014」だ。そこで聞いた杉山さんの講演で、自分が持っている“地方の役人”のイメージは大きく覆された。青森県庁の職員でありながら、地元の利害のみに拘泥せず、「青森で面白いことをやってみて」とエンジニアたちを強力に巻き込んでいた。 豪雪の青森で行なわれた2月の「青森ITビジネス・マッチング交流会」にも参加したが、これまでとは異なる方法論でIT振興を推し進める杉山
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