みずほ銀行で2021年2月から3月にかけて合計4回のシステム障害が発生した。大規模システム障害は、みずほ銀行統合直後の2002年4月、東日本大震災直後の2011年3月に続き3度目だ。その原因はどこにあったのか。技術と組織の問題の両面から、その真因に迫る。 みずほ銀行障害の再発防止策は52項目、勘定系には手を入れず運用でカバー みずほフィナンシャルグループ(FG)は2021年6月15日に、再発防止策を公表した。そこには大小合わせて52項目が並ぶ。ATMの通帳・カードを取り込む仕様なども修正した。しかし勘定系システム「MINORI」の構造を見直す予定は無い。監視システムの高度化などでカバーする姿勢だ。 2021.08.20 SOAなのにトラブルが連鎖、みずほ銀行システム障害の謎 みずほ銀行で2021年2月28日に起きたシステム障害には大きな謎がある。それはサービス指向アーキテクチャー(SOA)