維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)は1日、同党所属の上西小百合衆院議員(比例近畿)が体調不良を理由に3月13日の衆院本会議を欠席しながら、2日後に旅行に出掛けたことを問題視し、上西氏に議員辞職を求めた。 橋下氏は市役所で記者団に「休んで治ったからすぐ旅行だなんて、そんななめた態度は国民が許さない」と語り、上西氏を厳しく批判。「普通なら身を引くべきでしょうね。辞めた方がいいと思いますよ、あの人」と辞職を促した。 上西氏の事務所によると、同氏は医師の診断書を党執行部に提出して3月13日の本会議を欠席した。翌14日は療養し、日曜日の15日に旅行したという。ただ、執行部は統一地方選への影響を懸念し、騒ぎを拡大させたくない考えで、「土曜や日曜の行動まで党として関知することではない。処分する理由がない」(幹部)と橋下氏の反応に困惑している。