安倍晋三首相は14日の衆院予算委員会で、来月ドイツを訪問する意向を表明した。メルケル独首相は中東・アフリカ7カ国の国民や難民の入国を一時禁止した米国のトランプ新政権に懸念を表明しているが、安倍首相は「トランプ大統領や新しい米政権に様々な不安を持っている国々にも大統領がどう考えているかを伝えつつ、また彼らの不安も(トランプ)大統領に伝えていきたい」と述べ、トランプ政権との橋渡し役を目指す考えを示した。 自民党の大野敬太郎氏の質問に答えた。安倍首相は情報技術(IT)見本市「CeBIT(セビット)」に合わせて、メルケル首相から招待を受けていた。