衆院選比例九州ブロックで3年ぶりに返り咲きを果たした希望の中山成彬氏は23日、宮崎市の事務所で取材に応じた。県内で自民党が3議席を維持したことについて「自民のブランドの強さを感じた」と振り返った。 中山氏は投開票日の22日夜、宮崎市のホテルで支持者や1、3区に立候補した希望の候補者と比例区での当選を祝う予定だったが、急きょキャンセルした。中山氏は「小選挙区で落選した2人の前で、当選した自分がにこにこした顔を見せられないと思った」と理由を説明した。 中山氏が主導して1、3区に候補者を擁立したが、1区では自民候補に3万7千票差、3区では6万9千票差をつけられた。「安倍首相への不信感は満ち満ちていた。それをすくえたら得票が見込めたのに、時間が無かった」。さらに「安心感のあるブランドとしての自民の強さを感じた」と力不足を認めた。また、「(民進党の)前原誠司代表が政権交代とわめいたのがだめだった」と