「この暑さでやれるという確信を得ないといけない。ある意味、五輪関係者にとってはチャンスで、本当に大丈夫か、どう暑さに打ち勝つか、何の問題もなくやれたかを試すには、こんな機会はない」。東京五輪組織委員会の会長・森喜朗は、東京の気温が観測史上初めて40度を超えた先月23日、日刊スポーツのインタビューでこう述べている。 【画像】首相時代の森喜朗とジョージ・W・ブッシュ大統領 やれる確信のないまま今日まできたのもなかなかの話であるが、森からすると「東京、暑くね?」と気づくなり、すぐさまサマータイムの導入を政府に申し入れたりしたのは、「仕事できる俺すげー」なのかもしれない。 この森という人物はかつて首相であった。内閣支持率が「消費税(当時5%)並み」などと揶揄されるほどの不人気で、自民党内からも愛想を尽かされ、就任からわずか1年で退任に追い込まれる。 その森が東京五輪組織委員会の会長となる経緯につい
そんなすぎやまにかかればドラクエも「愛国」的に解釈されてしまう。 『WiLL』の2011年12月増刊号『すぎやまこういちワンダーランド』をみてみよう。ここで、すぎやまは淡路恵子と対談し、つぎのように述べている。 「僕がドラクエのストーリーで印象に残っているのは、『ドラクエV』に登場する『光の教団』。怪しい宗教団体が出てきて、司祭が『世の中に武器などというものがあるから戦争が起こるのです。皆さん、武器を捨てましょう』と布教するんです。 村人たちがその言葉を信じて武器を捨てると、途端に魔物の群れが村を襲って占領されてしまう。現状の日本を思ってしまうシーンですよ。『憲法九条を信じて武器を捨てても、相手が武器を持っていたら乗っ取られるぞ』と。 (中略)ドラクエをやっていれば分かるように、平和は戦って勝ち取るものであり、戦う姿勢によって守られるものなんですよ」 すぎやまの「愛国」発言は、歴史認識にせ
広島は「路面電車の街」である。玄関口である広島駅から原爆ドームや安芸の宮島などの観光地はもちろん、八丁堀や紙屋町の繁華街、瀬戸内海へ繰り出す広島港などを結んで市街地を縦横に走る。市民の日々の暮らしから観光まで、広島という町を語る上で欠くことのできない交通機関なのだ。その総距離は、8系統19.0km(その他、広電西広島~広電宮島口間を結ぶ鉄道区間が16.1km)。もちろん日本国内の路面電車では最大規模である。 【写真】原爆ドームのヨコを走る広電 と、ここで他の都市を見渡してみると、広島の路面電車の規模が突出していることが改めてよくわかる。東京都内をかつて走っていた都電は今では荒川線を残すのみだし、名古屋や京都、大阪、福岡などの大都市からはとうの昔に姿を消した。いったいどうして、広島は路面電車の町になったのだろうか。そこには、広島市民たちの路面電車に対する思い、そして1945年8月6日のあの惨
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く